ヒラタクワガタの飼育を楽しむ千葉県のクワガタクラブ。天羽ドルクス

ヒラタクワガタの飼育記録
--- 本土ヒラタ編 ---

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ヒラタクワガタのオス ヒラタクワガタのメス
♂53mm 「H20.08.08樹液採集」 ♂30mm 「H20.06.21樹液採集」

千葉県内房産ヒラタクワガタです。

今年の繁殖ですが、ペアリングは昨年の夏に樹液採集した中で最大となる♂53mmを種親に選びました。
♀も、同時期に同エリアにて採集したワイルド個体30mm。
この♀は昨年、採集後に産卵させたのち休ませて越冬させました。

千葉県ヒラタのブリード繁殖は今年で2回目となります。昨年は、最大の♂で57mmの羽化でした。
今年の種親は、昨年よりも+13mm大きい♂53mmです。
当然、大きさへの期待も大きくなります♪
60mm!!
いやいや、、65mm級のオスを羽化させることを目標に飼育していきます!!

その為にも、材の種類や菌糸・マットそして交換時期etc・・・いろいろ勉強しなきゃネ^^/





■ ヒラタクワガタ産卵のスケジュール


・ H21.05.10:繁殖。ペアリング開始
・ H21.05.16:♂どかす
・ H21.05.17:産卵セットへ♀投入
・ H21.07.05:1回目の割出し(4頭)
・ H21.07.26:2回目の割出し(5頭)


今回の割出しでは、2本のコナラ材から全部
で9頭の幼虫を回収することができました。
この中から大きく育っているオス3頭を、
来年の春に羽化するまで紹介していきたいと
思います。
飼育方法は今年も常温飼育でがんばりマス。

Aビン:♂ Bビン:♂ Cビン:♂

■ H21.07.26


■体重 9g

1本目の材を割った中で一番大きなヒラタの幼虫です。
産卵木のチョイスにあたって柔らかめのコナラ材を選んだのですが、この材は当たりでした!割出し時の朽ち具合がとてもよくて手で簡単に割出せました。

良質のコナラ材のおかげなのか?
大きく育った9gの幼虫がいました。




■ この個体は、発酵マット(フォーテック)&クヌギ100のブレンドマットへ投入

■ H21.07.26


■体重 8g

2本目の材を割った中で一番大きなヒラタの幼虫です。
このコナラ材も当たり!いい感じの朽ち具合。
私が言う良い材とは、適度な水分を含み、きれいなウッド色をしていて手でも材をパカッ・パカッと割ることができることを言っています。

このコナラ材からは、最大8gの幼虫がいました。

■ この個体は、発酵マット(フォーテック)&クヌギ100のブレンドマットへ投入

■ H21.07.05


■体重 ?g

マットに産んだ幼虫3頭の回収がてら、材を少しだけ割ってみました。
直ぐに初令1頭を発見し、生んでいることは確認。そこで割出しSTOP。
もう少し大きく育つまで待って割出し&回収にしようと思いました。







■ この4頭は、発酵マット(フォーテック)&クヌギ100のブレンドマットへ投入



■ H21.09.21


■体重 11g

常温飼育の我が家。
そんな夏場、常温での菌糸ビン使用は菌の劣化スピードが早いと聞きます。
幼虫に与える負担も大きいのでは?との考えから夏場はマット管理としていました。

暑さも一息ついたここらで2本目は、菌糸ビンへ投入です。
一気に大きく育ってもらいたいですが、本土ヒラタに限っては、発行マットでの飼育の方が良いとの話も聞きます。
はたしでどうなるのか?


■ この固体は、
菌床(クヌギ100%・ヒラタケ菌)へ投入。

■ H21.09.21


■体重 15g


前回の測定でAビンよりも−1g小さかった幼虫が今回、+4gと一段と大きく成長していました!

同じ場所・同じマットで飼育したのに、この差は何なのでしょうかね?

餌となるマットの好みの差?なのでしょうか^^;





■ この固体は、
菌床(クヌギ100%・オオヒラタケ菌)へ投入。

■ H21.09.23


■体重 7g


この幼虫は、隣りのBビンと比較すると半分の重さ^^;
でも、ここからガンガン食べて大きくなるんだよ〜

ガンバレ〜♪







■ この固体は、
菌床(クヌギ100%・オオヒラタケ菌)へ投入。


※ 全て、容器の重さは含まずに計量してます。


 




ここには紹介できていませんが、
もしかすると「Dビン♂」の方が
デカくなっているかも知れません
次回の菌糸ビン交換時の
計量が楽しみです!
期待どおりに育っていれば
Dビン幼虫もここに登場させますね♪

■ H21.12.06


■体重 14g


菌糸ビンの下で居食い状態が永遠と続き、その為にオガは黒っぽく劣化。なぜか上の方へ移動しません。ビンを逆さまにしてもその場所にじっとしたままです。
この幼虫は、大事に育てたいので菌糸ビンの交換に踏み切りました。

Bビンとは1gの差。
あえてBビンとオガの種類を違えて投入!





■ この固体は、
菌床(クヌギ100%・オオヒラタケ菌)へ投入

■ H21.11.23


■体重 15g


菌糸ビンが食いあがったのでボトル交換。ヒラタ幼虫を計量したら、
なんと・・・体重の増減 ±0g(涙)

800ccの菌糸ビンを1本食べての、この結果はいったい何?
これが、この血統の限界なのか?・・・
…┐(-。-;)┌ アカン 
ヒラタ65mm upの夢が・・・
ならば、菌床変更による刺激策!
栄養価が高いと言われるブナ100%へポンしてみました。これでどうなるかな。
楽しみ♪


■ この固体は、
菌床(ブナ100%・オオヒラタケ菌)へ投入










□ 冬場の管理方法について □

常温下での飼育をしている我が家での幼虫管理方法です。

・段ボール箱の中底にバスタオルをひきます。
・菌糸ビンをその上に並べる。
・その上からもバスタオルを掛けてあげる。
・日中、日差しが数時間程度当たる場所に置く。

少しでも暖かく。
そしてBigに育って欲しい。そんな愛情の現れですww





■ H22.02.21


■体重 14g


…┐(-。-;)┌ アカン 
期待していた固体だったんですが・・・
色も黄色(クリーム色)になって幼虫が成熟してきているようです。
これ以上、大きく育つことは期待薄かな。



■ この固体は、
菌床(ブナ100%・オオヒラタケ菌)へ投入

■ H22.02.21



■体重 8g


菌糸ビンを外観からみても食痕が少量しか見られず・・・
★ or ビンの中央にて居食いのご様子

掘り返して見ると無事に生存確認!
幼虫の大きさは・・・今一
体重の増加もたったの1gでした(><)


■ この固体は、
菌床(クヌギ100%・オオヒラタケ菌)へ投入





■ H22.04.03


■蛹室を作成してる最中でした。


■ H22.04.03


■蛹室を作成してる最中でした。
800ccビンの横一杯に作っていますね。

■ H22.04.03


■菌糸の外見からは蛹室を作成しているかどうかの確認ができませんでした。






■ H22.05.08

■無事に蛹化となりました♪


■ H22.05.08

■無事に蛹化となりました♪
目測ではありますがAビンより5mm程度大きい気がしました。

■ H22.05.08

■あいかわらず菌糸の外見からは蛹室を作成しているかどうかの確認ができません。





■ H22.06.04

■無事に羽化しました♪

サイズは、59mm
Bビンより1本少ない2本返しで、このサイズが羽化しました。この事をどう考えるかですねヽ(´ー`)丿ウーム

■ H22.06.07

■無事に羽化しました♪

サイズは、61mm
期待値65mmだったのにw

■ H22.06.19
■ビンを振ったらカサカサ音(蛹が回転する音)がします。無事に蛹化したようです。

■ H22.07.05
■カサカサ音がしてません。羽化したもようです。
サイズは、49mm
千葉県産ヒラタ羽化♂59mm
H21.07.26 割り出し
H21.09.21 菌糸(クヌギ830cc) 11g
H21.12.06 菌糸(クヌギ830cc) 14g
羽化♂61mm
H21.07.26 割り出し
H21.09.21 菌糸(クヌギ830cc) 15g
H21.11.23 菌糸(ブナ830cc)  15g
H22.02.21 菌糸(ブナ830cc)  14g
羽化♂49mm
H21.07.05 割り出し
H21.09.23 菌糸(クヌギ830cc) 7g
H22.02.21 菌糸(クヌギ830cc) 8g

AEON de WINE

今年のブリード繁殖は最大で♂61mmの羽化でした。

ワイルドからの直仔だと、こんなものなのでしょうかね?
菌糸ビン飼育だと、つい大型に育ってくれるものと思ってしまいます^^;

菌糸ビン飼育といっても多種多様ですし、交換のタイミング、管理温度etc・・・ですしね。
いろいろ試しながら少しつづ大型羽化へのノウハウを貯めていきたいです。

累代が進んでくると大型になってくれるかもしれませんね。
いろいろ考えるのも楽しみの一つです^^

                     H22.12.01 管理人

     【 我が家の室温の変化 】

 ◇ H22.09.30  21:00の室温 22℃(雨、肌寒く感じます)
 ◇ H22.09.24  21:00の室温 21℃(秋雨前線が南下して冷たい空気が入り込み、全国的な暑さ収まる)
 ◇ H22.09.22  21:00の室温 −−℃(千葉県茂原市36.7度=真夏日71日で観測開始以来、最多記録を更新)
 ◇ H22.09.15  21:00の室温 26℃
 ◇ H22.09.10  21:00の室温 29℃(前日の肌寒さは何処へやら・・・暑い)
 ◇ H22.09.09  21:00の室温 26℃
 ◇ H22.09.05  21:00の室温 31℃(この日、京都で今夏最高39.9度=記録的猛暑続く。のニュースが)
 ◇ H22.08.30  21:00の室温 32℃(8月末だというのにこの室温・・・酷暑です(><)
 ◇ H22.08.17  21:00の室温 33℃(猛暑。本日の最高気温は、東京都練馬区で38.2度)
 ◇ H22.08.15  21:00の室温 31℃
 ◇ H22.07.23  21:00の室温 32℃
 ◇ H22.06.19  21:00の室温 26℃(関東は、6/14に梅雨入りしました)
 ◇ H22.05.19  21:00の室温 20℃
 ◇ H22.05.09  21:00の室温 23℃(GW中は連日晴れ!概ねこれぐらいの室温で推移していました)
 ◇ H22.04.23  21:00の室温 13℃
 ◇ H22.04.19  21:00の室温 19℃(寒暖差がありすぎ(><)
 ◇ H22.04.17  10:00の室温  7℃(17日未明にかけて雪が降った模様、朝起きると庭の隅に雪が!!)
                      ※ 東京では41年ぶりに最も遅い降雪日の記録に並んだそうでつ。
 ◇ H22.04.16  21:00の室温  8℃(真冬の寒さです(((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブル)
 ◇ H22.04.05  21:00の室温 13℃
 ◇ H22.04.01  21:00の室温 19℃
 ◇ H22.03.29  21:00の室温  8℃(4月を目前にして、まさかの真冬日。箱根では雪が(;゜д゜)…)
 ◇ H22.03.21  21:00の室温 17℃
 ◇ H22.03.13  21:00の室温 19℃(今日は全国的に夏日和。ニュースで横芝光町は最高気温25.7℃を記録と放送)
 ◇ H22.02.19  07:30の室温  5℃
 ◇ H22.02.18  21:00の室温  7℃(朝起きたら雪が舞ってました。積らなかったのでよかったです)
 ◇ H22.01.18  21:00の室温  9℃
 ◇ H21.12.17  21:00の室温 11℃
 ◇ H21.11.19  21:00の室温 12℃(天気予報で真冬並みの寒さだとか。)

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本土ヒラタクワガタ幼虫の育て方、飼育記録です。(産卵させて繁殖飼育する楽しみを味わいませんか?)
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■Photo:Zen ■H20.08月樹液採集した千葉県内房産ヒラタクワガタの♂53mm

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