千葉県のヒラタクワガタ事情
天羽ドルクスClubの活動拠点となる千葉県内房(市原市・袖ヶ浦市・木更津市・君津市・富津市)
この地域に生息するヒラタクワガタはJun氏やTaka氏も昆虫採集に夢中だった小学生時代に捕まえた経験をもちますが、当時からコクワガタやノコギリのように数多く採集できるクワガタではありませんでした。
そして、数十年経った現在・・・
宅地造成、埋立用ジャリ採取、高速道路の建設etcで山々や雑木林が次々に消滅している現実。
住む場所を年々追われるヒラタですが、それでも探せばまだまだ捕まえることができます。
そんな千葉県内房産ヒラタクワガタの採集と飼育の記録を紹介しています♪
県が発行するレッドデータブック(2011年改訂版)によりますと、ヒラタは重要保護生物(B)のカテゴリとなっており、これは最重要保護生物(A)のオオクワガタ、ネブトクワガタに次ぐ扱いです。
2000年度版の時点で、オオクワガタはまだ「カテゴリB」の扱いだった事を考えると、ヒラタも将来の個体数減少が心配になってしまいます。
今シーズンは、どんなクワガタとの出会いが待っているかなぁ〜楽しみですね〜♪
初めて夜の外灯に飛来してきたヒラタを拾うことができ採集方法の幅が広がりました。今までは樹液採集一筋でしたが外灯巡りも楽しいですね! やぶ蚊に刺される事もなく、ヘビにも出くわさず、車横付けOK、最高ですw
メスを見分ける特徴は、ブーツカット状に末広がりした前足です^^
3令ぐらいにまで成長していれば、ヒラタの判断もしやすいのですが・・・幼虫が小さいほどに難しいですね〜
地元で採集している天然個体のヒラタクワガタを毎年ブリード飼育しています。
当面の目標サイズは目指せ♂65mmオーバー!
本土ヒラタクワガタの寿命について
本土ヒラタクワガタは暑さ寒さに非常に強くて初心者でも簡単に飼育することができますし、越冬(冬眠)させることも容易な飼いやすいクワガタです。
ヒラタクワガタの寿命は、インターネットで検索してみると多くのサイト情報でおおむね成虫に羽化してから1〜3年と書かれています。
我が家での長寿は成虫になってから3度の冬眠をして2年10ヶ月近く生きた個体がいます。
【2年10ヶ月近く生きた個体】
・H20年7月6羽化 ♂59o(岐阜県可児市産:WF2)
・H23年5月3日寿命で★に。
(参考までに・・・この♂は未使用です)
【2年2ヶ月生きた個体】
・H18年6月羽化 ♂54o(岐阜県可児市産:WF1)
・H20年8月8日寿命で★。
(参考までに・・・この♂は1度使用済みです)
環境を整えて上手に飼育してあげれば3年以上生きる長寿記録も夢ではないかも知れませんネ。
気性が荒くてカッコよく、寿命も長くて飼育しやすい、そんな本土ヒラタの魅力にあなたもドップリ浸かって見ませんか!? (*^o^*)